配線の太さとヒューズ

前回、走行充電回路のヒューズに位置について書きましたが配線の太さとヒューズの容量を考えてみましょう
もすごく大雑把に書くと次のような関係になります

走行充電器の入力側電流≦配線の許容電流≦ヒューズの定格電流

ただしそれぞれにいろいろな係数を掛けますので≦よりは<となる場合がほとんどです
どんなのを選べば良いか迷った時には 走行充電器のメーカーで指示されているのに従えば良いと思います

例えばRENOGYのMPPT+走行充電は30Aの入力側は14~22sqでヒューズは45~60A  50Aは22sqでヒューズは75~100Aとされています

配線は太くて短い方が電気的に良いですが狭い車の中では太い配線は取り回しがキツかったり重量もあり、価格も高くなりますので配索方法等も考えてうまくバランスを取りましょう

特別架装車でFA関係の所が架装を行うと太めの配線、自動車架装関係の所が架装を行うと細めの配線が比較的多い傾向で見ているとそれぞれの考えが見られて面白いです

またヒューズですが配線途中に取り付けるヒューズは基本的に配線がショートしたり過電流になったときに配線が焼損したりする事から守る役割で 接続されている機器の保護のためではありません