軽トラック キッチンカーの保健所の見解について 1

今度は軽トラック キッチンカーの保健所の見解です
(中の設備関係は除きます)
いくら車両が登録出来ても保健所から許可が出ないと営業が出来ません
そこで数カ所の保健所へ行き相談をしてみました
保健所によって許可条件に違いがあります
今後許可条件が緩くなるとは考えにくいので一番厳しい条件に合わせて製作をすれば良いと思います
そこで車両としての許可条件として
A 自動車として登録されていて有効な車検証があること
B 車検証の用途等は基本的に問わない
ここまでは同じですが
C 車検証記載の寸法と実車の寸法に相違がある時に許可する保健所と許可しない保健所に別れます
許可しない保健所は車検関係で書いた2と3は許可されない事とわかります
2 高さを2m以下で作り車検を受けて その後50cm程の天井を簡易的な方法(蝶ねじ等)で取付
3 高さ2.5m以内の箱状の物を作り積載物として荷台に載せる
2の簡易的取付天井に関しては
保健所としては車に対して許可を出しますので保健所に持ち込まれた状態で車検が取れる事が必項です
なので車検証と差異がある時は許可できません。
同様に3を例えば海コントレーラーの様に車両法に合法的な製作をした時に可能かを聞いたところ
取り外せるキッチン部分は積載物で車両の一部ではありませんのでキッチンカーとしては許可できません。
と、なりました
軽トラックベースの場合 全体的に
・今は給排水タンクの容量が40L/80L/200Lとなっていて軽トラックでは40Lタンクの設置が出来る広さで それ以上はかなり厳しいのでは?
・最低でも腕全体を洗えるシンクの大きさが必要でスペース的にどうですか?
等実運用上いろいろ難しい部分があるのでは?と、いった感じでした
(申請を認めないという意味では決してありません)
さらに
・焼き物系だと夏場は調理場内に熱がこもり小さな冷房設備を設置しても熱中症になる危険性がかなり高いと思えます。
実際にエアコンを取付た車も見ましたがかなり能力の大きな物を付けないと暑さ対策は正直難しいと思います。
とも話をされていました
「あくまで個人的な考えです」として
わざわざ相談に来られた架装会社の人には失礼になるかとも思いますが 軽トラックベースのキッチンカーは制約も多く、車両代もかなり高額なのに使い勝手も中途半端なのであまりお勧めは出来ないと思っています。
さらに販売品目もかなり限られていますので最初は初期投資も少ない屋台で営業を始め そこで利益を出して普通の自動車でキッチンカーを作るのも悪く無いと思います。と
>高額なのに使い勝手も中途半端なので
AETとしても日頃感じていた部分で正直頭が下げる思いです
どこの保健所でも申請があれば行政なので公平に受け付け、審査してくれます
ただせっかく開業をするのであれば長く営業を続けて欲しいとの職員の方の思いが強く感じられました