部品の選択をしましょう

では使用条件をから部品の選択をしましょう。
テスト車両の条件として
・あれば便利な12VA15A程度のコンセント
・スマホ充電とかは12VコンセントにUSB変換器を刺して使用
・AC100Vは現場先でお湯があると助かるので1200Wの電気ケトルと充電工具のバッテリー充電器400W 測定機器の200wのどれかを使うと仮定します

1500Wのインバーターであれば抵抗負荷の電気ケトルでも負荷率80%ですので丁度良い感じです
この時インバーターの能力一杯の負荷をかけるとかなり発熱しますので20%程度の余裕を取りましょう

インバーターの入力電流は仮に目一杯の負荷を掛けたとして1500W÷10.5V(シャットダウン電圧)÷0.75(変換効率)≒185A

ここでRENOGYの200Ahのリチウムイオンバッテリーを使ったとしても1C以上は禁止で故障しても保証外と明記されていますので余裕率7.5%はかなり少ないと思い(最低でも20%程は欲しいです)ますので、100Ahを3個並列にするか2個並列で1200Wの電気ケトル以上の負荷は使わない様にするとかの工夫が必要です

今回この電気ケトルを使うときは年にせいぜい数回程度としてなるべく軽く組みたいので1C以上取り出せる鉛バッテリー一個で組むことにします
電気ケトルを使うとかなり大電流放電となりバッテリーが傷みますがそれはそれで割り切ります

で、今回の構成部品です
・ソーラーパネル(200W) RENOGY RSP200D-JP
・サブバッテリー充電器 (走行充電+ソーラー30A) RENOGY RBC30D-BT
・上記専用モニター RENOGY RMS-DCDC-JP
・インバーター(1500W) 電菱SP-1500
・鉛バッテリー (12V100Ah) 電菱
・バッテリーモニター RENOGY RBM500 

このサブバッテリー充電器は走行充電器とソーラーパネル充電器を兼ねていてサブバッテリーが満充電になるとソーラーからメインバッテリーを充電するというもので使いやすそうです

インバーターは過去300個近く使用して初期故障のたった数個を除いて廃車になるまで故障知らずで業務用としては安心して使える電菱製のものを採用しました

また充電器のモニターとバッテリーモニターは重複するので二つも要りませんでしたがテストのために選択しました